top of page

相談支援事業所 済生会なでしこ園様向け(H君)

受け入れ前の事前希望)

保護者:放課後をサポートで過ごし、本人が安心して過ごせるようにして欲しい。

社会性を身に着けてほしい

(受け入れ前の学校聞き取り)

担任:シャツのボタンはできない。ファスナーはあげれるがはめ込み部分が出来ない

トイレは基本家以外で排泄せず、我慢してしまう。制作が嫌い。着替えは手や足を通して

あげると自分でする。

(サポートでの取り組み)

☆してはいけないことをして、その事を注意されても何を注意されているのか理解できず、事柄が結びついていない。お菓子を見てもそれがお菓子で食べるものだと理解できていない。ダメな時に指で「X」にするがエックスと認識し、意味が通じない。

信頼関係を築き、その都度ダメな事を根気よく結びつけて注意する。「X」バツと言う絵カードを利用し視覚からの情報を増やす。

信頼関係が出来た頃から徐々に事柄が結びつき始める。お菓子なども数種類の中から自分の好きなものを意思表示できるようになる。してはいけないことも少しずつ理解し、しないようになってきている。してはいけない事(間違った事)をわざとする振りを見せ、支援者をおちょくる様な仕草を見せ、可愛らしい一面も頻繁に見せるようになる

(引き続きしてはいけない事を認識させる 継続支援 利用6ヶ月時点)

☆ファスナーを上げることが出来るが、はめ込み部分が出来ない。

はめ込み部分の力の入れ方で指先の力をつける療育を行った。洗濯バサミを使う方法では、洗濯バサミを逆に持つなど洗濯バサミの使い方を理解していない。その他、ストローを穴に入れて押し込むなどの療育を追加。

洗濯バサミの使い方を理解し、ストローの穴通しもスムーズにできるようになった。

大きいファスナーを自分ではめ込めるようになる。

(引き続き通常のファスナーで出来るように継続支援 利用6ヶ月時点)

☆体を前かがみにして自分の手を叩く動作が多く、常に前かがみになっている為、背中の筋肉が硬直している。

仰向けにした状態で背中に手を入れ無理なく重力で肩が開くようなストレッチを行う。くすぐったいのか気持ちいいのか分からないが支援者の顔を見ながらニコニコしている。

ストレッチポールを使い無理のないストレッチを行う。

目に見えての効果はまだ実感できないが、ストレッチ直後は幾分硬直がとれている。

(引き続き継続支援 利用6ヶ月時点)

☆字は読めるが書くことが出来ない。えんぴつを持って作業することを極端に嫌がってしまう。

鉛筆の持ち方を教え、点線をなぞらせる作業を行ったが、書いてある紙自体を見ようとしない。本人が好きなアルファベットを支援者と一緒になぞらせると幾分スムーズになぞってくれる。

点線をなぞる事を理解したので、文字ではない点線を自分でなぞる書式を整える。

本人の気分次第ではあるが、ごくたまに自分で点線をなぞろうとする。

(根気よく継続支援 利用6ヶ月時点)

☆排泄は基本漏らす事はないが、学校でも行わず我慢してしまう。おむつを着用している。時間を決めてトイレには連れていくが排泄しない。

おむつには排泄するようになる。トイレに連れていくと数回に分けて小出しで排泄するようになるが、支援者との信頼関係ができてからは1回で全部出せるようになる。家でしか出ないうんちも出来た。

おむつを外しパンツで過ごせるようになる。自分でトイレを教えることはないが、本人の様子を見てトイレに促すとトイレで排泄できるようになった。体調の悪い時のみパンツでの失敗があった。

(自分で教えることが出来るように継続支援 利用6ヶ月時点)

☆いろいろな物に興味を持ち、それを使って遊ぶが片付けをしようとしない。片付けるように促しても意味が理解できていない。

支援者が一緒になって片付けの意味を理解させる。別のお手伝いを頻繁に頼み言葉での理解を訓練する

本人が次にしたい事があると、支援者の片付けの指示に従い片付ける事が多くなった。

(出したものが片付けれるように継続支援 利用6ヶ月時点)

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page